医療法人の定款(寄附行為)に変更するような事項が生じた場合には、まず医療法人の認可を受けた都道府県に、医療法人の定款(寄附行為)変更の認可を申請しなければなりません。

申請書と共に、医療法人を設立した際に提出した書類と同様な書類を提出し、実際に変更の認可が認められ許可書が交付されるまでに、都道府県によっても違いはありますが、2~3カ月かかってしまいます。

ただ、例外的に、定款(寄附行為)を変更する場合でも、「届出」だけで済む場合があります。

実際に、「届出」で済む場合とは、以下の2つの事項による定款(寄附行為)変更の場合になります。

① 法人の事務所のみを移転する場合
※ 「診療所等の移転」ではなく、あくまで「事務所の移転」ですので、注意して下さい。
※ 「事務所のみ」ですので、事務所と共に事務所地に開設している診療所を移転するような場合には届出ではなく、「変更認可申請」が必要となりますので、こちらも注意して下さい。
② 公告の方法を変更する場合

上記、2つの事項による定款変更の場合には、新条文と旧条文を記載した「定款変更届」を都道府県知事宛に提出することになります。

この定款変更届と共に、以下の書類を添付して管轄の都道府県に提出することになります。

① 定款又は寄附行為
② 登記事項証明書

また、この定款(寄附行為)変更の「届出」については、変更後に届出れば良いので、実際に変更しましたら速やかに管轄の都道府県の担当部署に届出ましょう。

以上、医療法人の定款(寄附行為)の変更の「届出」についての解説です。